決断疲れが、大事なことを見失わせる理由
疲れているときほど、価値観より楽さで選んでしまいます
今日はもう、 決めることに疲れた。 そう感じた日ほど、 本当は大事にしたいことを、 後回しにしてしまう。 それは、意志の弱さではありません。
00. What Doesn't Work
疲れを乗り切ろうとして、やりがちなこと
こんな対処、していませんか
・気合いで乗り切ろうとする ・判断の一つひとつを、いつも通り丁寧にこなそうとする ・疲れていること自体に気づかないふりをして、判断を続けてしまう
気合いで乗り切ろうとしても、心のエネルギーの残量そのものは増えません。むしろ、疲れている自分を認めないまま判断を続けることで、いつの間にか価値観より楽さを優先する選択を重ねてしまいます。丁寧にこなそうとする姿勢も、エネルギーが少ない状態では長くは続かず、途中から質が落ちていくことが少なくありません。
01. What's Really Happening
本当に起きているのは、判断力そのものの目減り
決断疲れは、やる気の問題ではありません。判断を重ねるたびに、その質を保つための心のエネルギーが少しずつ減っていく、という感覚に近いものです。特別な人だけに起こることではなく、誰にでも起こり得ると考えられています。エネルギーが少ない状態では、複雑な判断より単純な判断、価値観に沿った選択より今すぐ楽になる選択の方が、自然と選ばれやすくなります。
私自身、チームメンバーへのマネジメントで、この傾向を感じることがあります。日々の小さな判断が重なった日ほど、本当は伝えるべきことがあっても、その日はもう気力が残っておらず、後回しにしてしまう。後になって、あのとき言うべきだったと後悔することも少なくありません。大事にしたいと思っていたはずの誠実さより、その場の自分の楽さを優先していたのだと気づいたとき、情けなさを感じます。
この構造ができる背景
・一日の中で下す判断の数が、自分が思っている以上に多い ・エネルギーが少ない状態ほど、価値観より楽さが判断基準になりやすい ・楽な方を選んだこと自体に、後になるまで気づきにくい
02. The Cost
見失った基準は、後から取り戻しにくい
一つひとつの「楽な方を選ぶ」判断は、その場では大した問題に見えません。ただ、それが積み重なると、周りからの信頼や、自分自身が大事にしてきたはずの姿勢に、小さなずれが生まれていきます。特にマネジメントの場面では、その場しのぎの判断がチームの関係性に影響し、後から立て直すのに時間がかかる、ということも起こります。
03. What Coaching Does
コーチングでできること
疲れないようにすることがコーチングの目的ではありません。まず、どんな場面で楽な方を選びやすいか、自分の判断のパターンに気づいていきます。何を大事にしたいのかを普段から言葉にしておくことで、疲れているときでも、その基準に立ち返りやすくなります。
パターンの言語化
どんな場面で楽な方を選びやすいか、一緒に振り返ります。
価値観の明確化
本当に大事にしたいことを、普段から言葉にしていきます。
判断の立て直し
疲れているときでも基準に立ち返れるよう、練習していきます。
楽な方を選んでしまうのは、弱さではありません
疲れているときに楽な方を選んでしまうのは、意志が弱いからでも、いい加減だからでもありません。誰の判断力にも限りがあるという、自然な仕組みです。
「今日はもう疲れた」と感じる日は、これからも訪れると思います。 その日にどう判断するかは、自分の基準をあらかじめ持っているかどうかで変わってきます。 まずは30分の無料相談で、話してみてください。
よくある質問
決断疲れは誰にでも起こるものですか?
はい。判断の質は使うほど目減りする性質があり、特別な人だけに起こるものではありません。役職や立場に関わらず、判断の数が多い日ほど誰にでも起こり得ます。
なぜ疲れていると楽な方を選んでしまうのですか?
判断力が目減りしている状態では、複雑な判断より単純で楽な判断の方が自然と選ばれやすくなるためです。本人は価値観に沿って選んだつもりでいることも少なくありません。
コーチングでは何をしますか?
どんな場面で楽な方を選びやすいかに気づき、大事にしたい価値観を普段から言葉にしておく練習をしていきます。